2012年8月19日

遺伝子組み換えは牛にも・・

こんにちは、グレインプラス(以下G+)に携わっておりますN(♂)と申します。
初ブログになります、宜しくお願い致します。

最近は秋冬に発売する新商品の開発が進んでいます。
ちょっと画像公開~


(試作は本社で製品製造は外部に委託しております)
試作すること十数回ほぼレシピは固まってきました。
今のところ社内ではかなり好評です。

G+は砂糖、乳製品、卵、農薬使用原料、遺伝子組み換え原料は使用しておりませんが
今日はその中の特徴の一つ遺伝子組み換え原料(技術)の危険性のお話を紹介させていただきます。

遺伝子組み換え技術が導入されているのは大豆やトウモロコシなどの農産物が有名ですが
畜産物にあたえられる医薬品にも同様の技術が導入されています。

1994年に牛成長ホルモン遺伝子を大腸菌に組み込んで生産された
「遺伝子組み換え牛成長ホルモン」をアメリカ農務省が許可しました。
乳牛にこの遺伝子組み換えホルモンを注射すると牛乳の生産量が12%増えるといわれています。
EU、日本、カナダ、オーストラリアでは許可が下りていません。

しかし、アメリカでは獣医の処方箋がなくとも「遺伝子組み換え牛成長ホルモン」が
入手できるため、酪農家の間で乱用され1995年から1年間で使用量が45%も増加しています。

1994年の「ランセット」という医学雑誌で「遺伝子組み換え牛成長ホルモン」を
注射された乳牛からできた牛乳には、インスリン様成長因子(IGF-1)が普通の乳牛より
2~5倍高く、肉に含まれるインスリン様成長因子濃度は2倍ほど高いことが報告されました。

IGF-1というのは細胞分裂を盛んにするタンパク質です。
思春期になって体が成長するのはこの時期にIGF-1濃度が一番高くなり、このタンパク質の細胞分裂作用が働くからです。

思春期が終了し、身体の成長が止まったのちに
このようなタンパク質をたくさん摂取して無理に細胞分裂を促されると
それはガンの発生を意味することになります。

1996年に「遺伝子組み換え牛成長ホルモンを注射した乳牛の牛乳を飲むと
血液中のIGF-1濃度が高くなり乳ガンと大腸ガンの発生が増加することが報告されました。
血液中の濃度が最も低い女性に比べ高い女性は乳ガンになるリスクが3倍高く
最も低い男性に比べ最も高い男性は前立線ガンになるリスクが4.6倍高いことが報告されています。
(1998年サイエンス誌)

大人に対しては上記のようなリスクが考えられますが、
子供に対しては、思春期早発症(早発月経など)にも関わるのではないかと言われています。

アメリカ産の生乳を日本で飲む機会は少ないと思いますが
チーズ、脱脂粉乳などの加工品としては日本でも販売されています。
遺伝子組み換えホルモンを打たれて乳牛として役に立たなくなった牛は主に挽肉などの加工肉にされ日本でも普通に販売されています。

挽肉、加工乳製品料理といえばハンバーグ、ハンバーガー、ピザ、チーズパン、グラタン・・
お子様メニューでもよく登場する料理ですので食する機会のある方は
一考していただければ幸いに思います。

参考文献 「医療ビジネスの闇」 崎谷博征 著・学研マーケティング

グレインプラス http://www.amritara.com/gp

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