お試しセットの巾着が新しくなりました。
みなさま、こんにちは。
アムリターラの「お試しセット」の巾着が新しくなりました。
以前はショップ限定で、ジュート素材の巾着に入れておりましたが、今回から通販も店頭もすべて統一で、「麻」の巾着になりました。
前回のショップ限定のジュート巾着は、NGO「シャプラニール」さんのご協力で、バングラディッシュの女性のみなさんに、フェアトレードで製作していただきました。
今回の麻の巾着は南インドのチェンナイにあるNGO「イマジネーション」さんと取引のある日本のフェアトレードブランドさんの仲介で、「イマジネーション」に所属する現地の方々に、フェアトレードで製作していただきました。
NGO「イマジネーション」は、WFTO(世界フェアトレード機関)とフェアトレードフォーラムインディアのメンバーで、製作する全ての製品がフェアトレードの認証を受けた商品となります。
敷地内には作業場があり、直接働いているおよそ50人の職人さんがいて、石鹸と化粧オイルなどの工場と、アパレル制作を主としています。
その他機織り製作所、陶器を作る団体、ペーパークラフトの団体と業務提携をしています。
WFTOは、開発途上国の立場の弱い人びとの自立と生活環境の改善を目指す世界中のフェアトレード組織が1989年に結成した国際的なネットワークです。
欧米や日本の輸入団体と、アジア、アフリカ、中南米の生産者団体、合わせて約70ヶ国350団体が加盟し、情報を共有しながら公正な貿易の普及を目指しています。
WFTOが目指すフェアトレードの主な原則
● 経済的に厳しい状況にある生産者に機会を与える
● フェアトレードを推進する
● (組織運営や事業についての)透明性と責任
● フェアな金額を支払う
● 性差別をなくす
● 児童労働をなくす
● 環境を守れる生産方法を採用する
インドは現在、経済的に発展し続けていますが、貧富の差はますます激しく、貧困層が約2億7千万人いるといわれています。
15歳以下の子供たちが人口の3割以上にものぼり、政府は児童労働を禁じていますが、実際は児童労働も多く、貧しさのために多くの子供たちは学校に行けません。
多くのNGOでは、親たちに子どもを学校へ行かせることの大切さを伝え、子どもたちには夜間学校などの場を提供し、大人たちには仕事の技術を教えたり、仕事の機会を作り、世界中と貿易を行ってフェアな賃金を労働者に還元するなどの活動、また労働組合を作って、労働環境の改善交渉を雇い主に対して行う活動の手助けを行うなど、さまざまな角度からのアプローチを行っています。
またインドでは女性の地位がまだまだ低いため、NGOでは女性たちにも仕事の技術を教えたり、立場的にも経済的にも女性が自立できるための手助けをしています。
今回の麻の巾着、現地とのやり取りはとても時間がかかりましたが、とってもかわいく出来上がりました。
日本で作ると、なかなかこの雰囲気は出ません。
現場にはコピーの機械がないそうで、文字プリントも現地でトレースして手作業で彫って、木版を版下にして作ってくださったとのことで、本当に感激しました。
色は麻そのままの生成りなんですが、自然素材なので濃い色と薄い色と2種類あります。
次回の生産はオーガニックコットンを予定していますので、今回の麻のこのタイプはなくなり次第終了になります。
amritaraオフィシャルサイト
http://www.amritara.com