蘇りの思想、常若の精神
皆様こんにちは。財務担当の小坂です。
今回は、先日の旅行で訪れた出雲大社のお話をしたいと思います。
伊勢神宮はこれまで何回も参拝したことはあったのですが、出雲大社は今回が初めてでした。
以前から行ってみたいと思っていたのですが、今年は60年に一度の遷宮「平成の大遷宮」の年なので、是非行かなければという事で行って参りました。
↑出雲大社の入口です。「平成の大遷宮」の看板が出ています。
↑拝殿です。すごく行列が出来ていて、参拝するまでかなり待ちました。
出雲大社は、国津神と呼ばれる大國主大神(須佐之男命の子孫)を祭神とする神社で、日本でも最古の歴史を持つ神社の一つとされている大変由緒正しい神社です。
出雲大社の遷宮とは、60年に一度御神体や御神座を一旦移して、社殿をきれいに修復した上で改めてお戻しする、というものです。
特に本殿は屋根を、64万枚にも及ぶ檜(ひのき)の皮を使用した檜皮葺(ひわだぶき)という伝統的な技法で張替えられるそうです。
ちなみに檜は皮を剥いでも枯れずに皮を再生させるそうです。
それがちょうど今年行われました。
そういう特別な年なので、多くの観光客が押し寄せていて、駐車場に入るだけでも1時間位かかりました。
写真のように参拝したり祈祷をお願いした後、私も実家で神職をしている関係で(実家が神社なのです)宮司の方にご挨拶する機会があり、
その後は普段は入れない瑞垣の中を職員の方に案内して頂いて、本殿を間近に拝見出来たりと、得難い経験が出来ました。
職員の方のお話によると、古代では社殿は高さ48mもあり、日本一の建造物だったそうです。
中世までは台風などで度々倒壊し、その度に立て直されていたそうです。17世紀に入ってから土台をしっかりと組むようになり、60年(~70年)に一度の遷宮で大丈夫になったそうです。
ちなみに御神体は拝殿のある南向きではなく、海の方である西向きだそうです。なので最近はネットでその事を知って社殿の西の方から参拝する方が多いのだとか。
一方伊勢神宮も今年、20年に一度の「式年遷宮」が行われました。
ご存知の方も多いと思いますが、伊勢神宮は天津神で皇祖神でもある天照大御神を祭神とする内宮と、食物・穀物を司る豊受大御神を祭神とする外宮の二つの正宮、その他計125宮で構成されています。
こちらは20年に一度、外宮・内宮を含めて16社の社殿を全て新たに建て直し、御神体を御移しするという8年がかりの大変な行事です。
社殿だけでなく、装束・神宝・鳥居・宇治橋なども全て造り変えられるそうです。
ただ、使われる木材は遷宮の為に御杣山(現在は木曽)と呼ばれる専用の山林で大切に育てられ、また古い建物に使われていた木材は、廃棄されずに鳥居や橋、40年周期で立て直される別の神社の社殿などに再利用され、さらにそこを立て直す際にまた別の神社に使われ、という風に大切に使われていくのだとか。
690年、持統天皇の時代から行われ、途中中断はあるものの、1300年以上続く伝統的な行事となっています。
このようにどちらも遷宮を行う理由としては、建造物の維持や社殿の建築技術の伝承など現実的な意味合いもあるのですが、一番の理由は神道の思想による所が大きいです。
出雲大社では「蘇りの思想」、伊勢神宮では「常若の精神」と呼ばれる神道独自の考え方です。
「蘇りの思想」とは、社殿などを造営当時から維持されて来た形や心を受け継ぎながら、そこに新しい命を吹き込む事で、神様の生命力が蘇るという考え方です。
「常若の精神」とは、まず常若というのは常に若々しいこと・永遠に若いことという意味で、建物や物品などを新しく清浄な状態にすることで常に若々しさを保ち、それにより神様の御神徳も高まるという考え方です。
鎌倉幕府の基本法で、1232年に北条泰時によって制定された「御成敗式目」の第一条に下記のような条文があります。
これが神道における神様と人間の関係を良く表しています。
「神は人の敬によりて威を増し、人は神の徳によりて運を添ふ。」
つまり、神様の威光は人間が敬う事によってこそ高まり、人間はその神様の力をお借りして、運気が上がるということです。
神道では神様は絶対的な存在ではなく、人間と持ちつ持たれつの関係なのです。
そのためにも神様には常に若々しく、生命力に溢れた存在でいて頂きたい、という願いが「蘇りの思想」「常若の精神」に込められています。
神様の話とは次元が違いますが、アムリターラにも「蘇りの思想」「常若の精神」を持った製品があります。
それが10/2に発売された「還元力ミネラル水素液 タイムレスビューティー」です。
http://www.amritara.com/foods/sappliment/f536.html?mv02#
タイムレスビューティーは、数百年から数千年の歳月をかけ、一度も大気に触れることなく帯状に地球を循環している氷山低層水に、特別な技術で水素イオンを添加した濃縮水素イオン液と、約3億8千万年かけて海藻や野生植物が火山のマグマに焼かれて自然に出来た植物天然ミネラルの水溶液をプラスした、還元力と吸収力の高い還元力ミネラル水素液です。
ちょっと分かりにくい商品なのですが、例えば切ったリンゴを置いておくと、茶色く変色していきます。酸素と結びついて所謂錆びるからです。これが酸化です。
タイムレスビューティーはこの酸化を元に戻す、還元力をもった液体なんです。茶色くなったリンゴにスプレーすると、色が元通りに白く変わっていきます。
このように食品の酸化を抑えてくれるだけでなく、酸化してしまったものを還元してくれる、すごい物なんです。
人間の細胞も酸素と結びついて徐々に酸化していきます。いわゆる老化です。
私たちの体は食べた物で出来ていますので、やはり食べるものもなるべく酸化をしていない物を摂取して行きたいものです。
細胞は常に新陳代謝を繰り返す事で細胞が生まれ変わり、生命を保っています。
私たちも蘇りの思想・常若の精神で、自らの体を常に瑞々しく保っていきたいものですね。
amritara http://www.amritara.com