2008年11月19日

使用している原材料のご紹介3 不滅の花 イモーテル

みなさま、こんにちは。
今日は美容オイルカプセルの「ビューティエイジトリートメントオイル」に使われている精油のひとつである、ヘリクリスムアングスチホリウム(イモーテル)についてご紹介したいと思います。
ヘリクリスムはキク科の草木で、地中海地方が原産。
イタリア、フランス、スペイン、ユーゴスラビアなどで栽培されています。


 

アムリターラで使用しているのは、最も高品質と言われるフランスのコルシカ島に咲き誇る野生のヘリクリスムの精油で、フランスのオーガニック認証である、エコサート認証を取得しています。
コルシカ島は地中海西部にあるフランス領の島です。フランス領ですがどちらかというとイタリア半島に近い場所にあります。



日本の広島県と同じくらいの広さの島で、ナポレオンの生まれた島として有名ですが、一度訪れたら誰もがとりこになり、もう一度行きたくなる島で、イル・ド・ボーテ(美の島)という別名もあるそうです。

コルシカ島に咲き誇るヘリクリスムは摘んで置いていても、その美しい黄色い花は、いつまでもその黄色い色が褪せないことからイモーテル(不死)、エバーラスティング(永遠に続く、不滅の花)と呼ばれ、永遠の若さを象徴する花です。




 

昔からヨーロッパでは、いろいろな場面で使われてきたハーブですが、近年お肌に対する優れた効果も注目されています。


 

「ビューティーエイジトリートメントオイル」で使用しているイモーテルの精油は、20年以上の経験をもつフランスのトゥールーズの精油のサプライヤーである薬剤師ピエール・ランベール氏が、今年の6月にコルシカ島に行って、蒸留に立ち会って直接買い付けてきて下さったものです。
採取された野生のイモーテルの花を24時間寝かせたあと、すぐに水蒸気蒸留法で作られた新鮮な精油です。
ピエール・ランベール氏のポリシーはフランスで手に入る精油はなるべくフランスのものを、その他の国の精油はその国に精通した業者からそれぞれ仕入れるということで、自分で生産者をまわって蒸留に立ち会うことも多い方です。
ランベール氏は、効能も大切ですが、香りの質も重視して精油を選んでいるそうで、コルシカ島の美しさに魅せられて島に通うこと10年以上。夏のバカンス前6月のイモーテル収穫時期には、必ずコルシカ島にいるそうです。
今回、アムリターラの化粧水に使うローズウォーターもランベール氏のセレクションのものを採用させて頂きましたが、これはそのローズウォーターを、自らフランスの空港に運んで下さった時のランベール氏の写真です。(左側)
まさかランベール氏自らが運んで下さるなんて思わなかったので、これを知った時は本当に感激しました。


 

「ビューティエイジトリートメントオイル」にはこのイモーテルの他に、先日ご紹介したイランのローズ精油、そしてざくろ種子オイルやローズヒップオイルなども配合。
こんなにかわいい白いハート型のゼラチンカプセルに入っていますので、酸化を気にせず、使いたい時にスペシャルトリートメントして頂けます。

余談ですが、このカプセルの白い色も合成着色料ではありません。
二酸化チタンと二酸化雲母という天然鉱石由来のもので色づけしました。
この色はチタンと雲母で乱反射させて、紫外線からオイルを守るためでもあります。


 

Amritara オフィシャルサイト
http://www.amritara.com
(↑正式OPENは明日(11月20日木曜日)を予定しております。)

2008年11月18日

使用している原材料のご紹介2 アロエベラ 月桃

みなさま、こんにちは。
今日は夜用の保湿ジェルである、「ダマスクローズモイスチャージェル」に配合している、アロエベラと月桃についてご紹介したいと思います。
このアロエベラは、沖縄の屋我地島の、有機JAS認定のアロエ畑で栽培されています。
屋我地島は名護市の上のほうにある島です。
那覇から車で2時間くらいかかります。



とても海のきれいなところで、白い砂浜も美しいです。↓


 


↑この畑の特徴は、一目見てすぐ分かるのですが、アロエの根元を黒いビニールで覆ってあること。
これはアロエベラに含まれるうるおい成分ムコ多糖類が、いっそう濃くなるように、出来るだけ余分な水分を与えないようにしているのです。
だから、こちらのアロエベラは普通のアロエベラと比べてとても濃厚です。


↑そして、畑を見ていてもう一つ特徴的なのが、間に敷き詰められているじゅうたん。
除草剤をいっさい使わないため、草取りがかなり大変なんだそうですが、じゅうたんをひくことで草が生えないようにするためだそうです。じゅうたんなら水は通すので、最適なのだとか。

出来上がったアロエベラは化学溶剤や防腐剤をいっさい使わず、
アムリターラに届けられます。

いつも新鮮なものを届けたいとのことで、大量生産はせず今回もアムリターラのためだけに、
とれたてのアロエベラを低温で粉末化してすぐに送って下さいました。

このアロエベラを作っている長山社長です。↓


アロエに惚れ込みアロエ一筋で自らも畑に入り、将来的にはこの屋我地島全部をオーガニック島にしたいという夢を抱いて、議員さんとしても活動されています。
この会社は20年前から沖縄で無農薬でアロエを栽培し始め、アロエベラの加工品を作った日本で初めての会社です。
この会社では土地を浄化して、土を作るために農地を買ったら、まず5年も寝かせるそうです。
草を生やしたり、にわとりを歩かせたりして、少しずつ本来の自然な土に戻してから、やっと栽培を始めるのだそうです。

この方は長山社長と共にアロエを栽培されている大兼久(おおがねく)ゆうきさん。↓


何度聞いてもオーガニックさんとしか聞こえないため、みんなから「オーガニックさん」と呼ばれている方です。
私達もオーガニックさんとずっとお呼びしていましたが、オーガニック有機さん、、、、
まるでこのお仕事をすることが、運命のようなお名前で、スタッフ一同感無量でした。

もう一つご紹介するのは月桃(ゲットウ)です。
沖縄県に自生するショウガ科の植物で、初夏に白い花が咲き、秋になると赤い実をつけます。
葉にはポリフェノールが多いのが特徴です。
この葉で餅を包んだものはムーチーと呼ばれ、旧暦の12月8日に作って、お仏壇にお供えしたり、軒下につるいしたりして厄除けとされています。初めての赤ちゃんが生まれた家庭では「初ムーチー」と言って親戚やご近所に配るそうです。
近年ではお肌にハリを与え、肌荒れを防ぐ作用が注目されています。
沖縄では本当にあちらこちらに、野生で生えています。
これは神の島と呼ばれる久高島に自生する月桃です。↓


 

アムリターラで使用しているのは、この久高島を遥拝出来る斎場御嶽(せいふぁーうたき)という沖縄最高の霊場近くの知念村に自生する月桃葉。


 

ハーバリストが採取して、植物発酵エタノールで約3ヶ月かけてエキスを抽出しています。
出来上がったジェルは合成ポリマーを使わず、天然セラミドの多い群馬県のこんにゃく芋からとれる天然ジェルで乳化されています。
昨日ご紹介したイランのダマスクローズの香りに包まれる、ほんとにプルプルのしっとりジェルです。

 

Amritara オフィシャルサイト
http://www.amritara.com
(↑正式OPENは11月20日木曜日を予定しております。)

2008年11月17日

Amritara始動!

みなさま、はじめまして。
妥協なく本格的な国産オーガニックコスメを作ろうという志の元、この11月20日に新しいオーガニックコスメブランドが誕生することとなりました。

ブランド名はamritara(アムリターラ)と言います。

アムリターラでは、肌本来の持つ働きを妨げず、お肌を守ることがコスメの第一の目的だと考えています。
その上で、肌がごくごく飲み干し、内側からつややかになるような、そんな「肌へのごちそう」コスメを作り上げるのが私達の夢でした。
口に入れるものも、肌につけるものも一緒がいい。そう考えると、お肌にも純粋な自然の恵みを与えたくなります。
太古の昔から人々は、植物が持つ皮膚を健やかに保ったり、自然な潤いを与える力に助けられてきました。
この植物が持つ力を、アムリターラではフィトエナジーと呼んでいます。 

アムリターラでは植物の持つフィトエナジーを妨げないために、化学肥料や農薬を一切使わない、自然界の循環型サイクルに沿った農法で育てられた、オーガニックや野生の植物原料を80%以上、ほとんどの化粧品でほぼ100%使用しています。
そして、コスメのコンセプトによって必要な植物オイルや精油、エキスを吟味し、世界中から厳選しています。

さらに化粧品のパワーを下げるような成分をいっさい使わず、例え植物系であろうと合成された界面活性剤は使用しない、植物の抽出方法にも化学溶剤を使わない、合成防腐剤を使用しないなど、細部にわたってこだわっています。
私達は独自の「アムリターラ10の約束」という厳しい基準に基づいて化粧品を作っています。
この基準で作られるコスメは安全性が高く、お肌本来の働きを妨げないという利点があると共に、植物の持つフィトエナジーを効果的に生かすことが出来るのが魅力です。
アムリターラという名前は、古代インド神話に出てくる不老不死の飲料である「アムリタ」と、サンスクリット語で、響き渡る、星という意味の「ターラ」を組み合わせてつけた名前です。
この名前にふさわしい魅力的な化粧品作りを目指しています。

商品のラインナップは、クレンジング、洗顔料、化粧水、デイクリーム、ナイトジェル、美容オイルの6アイテムとなっております。

ブランドのURLは、明日の更新でご案内させて頂きます。
ブランドの詳細の発表、および販売サイトの正式OPENは、今週の木曜日(20日)を予定しております。
よろしくお願いいたします。

 

使用している原材料の紹介1  ダマスクローズ精油 

今日はデイクリーム、ナイトジェル、美容オイルに使われてるイランのダマスクローズの精油をご紹介したいと思います。
この精油はイランのカシャーン地方という場所で作られています。



アムリターラの化粧品を作っているハーバリストが世界中のローズの精油を試し、これまでに最も深い感動を覚えたという精油で、心底惚れ込んでいる香りです。
このローズオイルはこの地方でもさらに標高が高いところで栽培されたものです。
日本では湿度があるので難しいですが、ここは砂漠のような場所で(年間降水量が150mlほど)、気候がとても乾燥していているため、害虫、病気が発生しにくい環境です。
このため農薬を使わないダマスクローズの栽培が可能で、汚染のない豊富な地下水とローズだけという伝統的な方法で精油が作られています。





バラの季節は1年のうち1ヶ月だけですが、この時に作られた精油やローズウォーターはこの地方の宗教儀式などにも使われ、料理にも使うそうで、昔から人々の生活の中には、いつもバラがあるということです。
そのため、どこの家庭にも中庭にこのような簡易の蒸留装置があります。↓



水道はなく、家の下が水路になっていて、このように豊富な美しい湧き水が流れています。↓



通常のローズオイルは黄色ですが、この地域のローズオイルはグリーン色をしています。
私もこれまでいろんなローズの精油を見てきましたが、グリーンのローズ精油というのは初めて見ました。↓



カシャーン地方のバラのオイルがすべて緑色というわけではないそうで、この色をしているのは一番標高が高いこの周辺のバラの精油だけだそうです。
これはいろいろなハーブとの出会いで思うことですけれど、厳しい自然環境にあると、植物もそれに適応するために強くなり、エネルギーが高くなる傾向があると思います。
この精油の色といい、通常のローズとは違う、深みのある心に響くような香りといい、とてもフィトエナジーの高い、不思議なローズだと感じています。



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