冬のアムリターラ畑便り
みなさん、こんにちは。
福岡県うきは在住の石田です。
季節の移り変わりも早いもので気温もぐっと下がり日本列島も冬の様相をみせてきていますね。
此処うきはも朝晩はぐっと冷え込み、我が家は薪ストーブが大活躍です。
薪の燃える音、ストーブであったまった料理に癒されながら少しづつ今年を振り返ったりしています。
amritaraスタッフのみんなと田植えやカモミール収穫、お米の収穫。
季節の移り変わりという神秘に感謝を感じます。
さて先月下旬辺りからは、ダイズの収穫、乾燥、そして脱穀と続いています。
今や慣行農家さんはダイズの種蒔き、収穫もトラクター、コンバインそして乾燥と大型の機械であっという間ですが、現在amritara畑ではほとんどの作業を昔ながらの手作業で行なっています。
ほんと昔のお百姓さんの体力と気力はすごい!と日々痛感しています。
確かに機械の進歩は素晴らしいと思いますが、大変ですが手作業はとても楽しいものです。
ダイズの収穫は枯れて乾燥した株をそのまま刈りますが、その後更に乾燥させ、鞘から実を採る脱粒という作業があります。
この辺りでも自宅用の畑のダイズをそこいらで脱粒する姿をみかけます。それぞれのやり方があり、コツや、はたまた昔の農作業の様子をお年寄りから聞かせていただくのも此処の暮らしの醍醐味です。
昔は今では殆ど見かけない農具を使って色んな作業をしていたそうです。
牛に引いてもらって耕したり、家族親戚総出での田植えや収穫。石油燃料や電気は便利ですが、それによって失われた豊かさに思いを馳せます。
さてamritaraの畑のダイズの脱穀でも、二つの今は殆ど使われていない、でもとても優れた昔からの農具を使って作業しました。
一つは足踏み脱穀機といいます。
此れは歯のついた回転する胴を人力で回し、そこに稲や麦など雑穀を束で押し付け、その力で穂から子実をこそぎ落とす農機具です。
シートやゴザの上で足で踏み歩いたり、一升瓶や木を使って殻を割ったりと智慧を使ってのやり方もありますが、なんてったって早い。(勿論、コンバイン等に比べれば全然手間のかかる作業ですが 笑)
↓手作業の様子
↓足踏み脱穀機、この様に脱穀します。
もうひとつは唐箕(とうみ)と言います。
この水車の様な農具、これは脱穀した後、豆や籾の殻と実や種を選別する道具です。
手廻しで風車の様に風を起こして軽い殻や藁を飛ばして重い実は下に落ちる原理です。
ほんと昔の農具はユニークで魅力的ですよね!
この収穫したダイズはamritaraお味噌の原料になります。
夏を越して来年の秋には美味しいお味噌が出来上がる予定です。
みなさん、お楽しみに☆
ではでは、よいXmas、そして年越しを。