自然の大地を歩く感触
皆様こんにちは、財務担当の小坂です。
まだ梅雨明けしていないのに、毎日暑い日が続きますね。
熱中症も多いようなので、私もなるべく水分を取るように心掛けています。
さて、最近私がはまっているのものがあります。それは「MBT」という靴です。
最近良く見かけるので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、靴底の土踏まずの部分が盛り上がっている不思議な形をした靴です。
「MBT」とはMasai Barefoot Technologies(マサイ・ベアフット・テクノロジー)の頭文字を取ったもので、
アフリカのマサイ族の生活からヒントを得て作られた靴です。
スイスでエンジニアをしていたカール・ミュラーという人がひどい腰痛で苦しんでいた時、
森や草原等の自然の柔らかい地面を歩くと痛みが軽減される事に気づいたそうです。
そこで靴底の形状によって、不安定で柔らかい自然の大地を再現する靴を作れば
腰痛が良くなるのではないかという事からMBTを作ったそうです。
ケニアの自然の大地を裸足で歩く生活をしているマサイ族は、とても姿勢がよく、腰痛や膝痛等のトラブルとは無縁だそうです。
自然の大地は森や草原、砂浜など、平らな所はほとんどありません。
人間の足も元々そういう不安定な場所をバランスを取って歩く為の構造になっているそうです。
それが現代ではまっすぐ舗装された硬い地面ばかりになっています。
そういう所をずっと歩いていると、一部の筋肉が使われなくなり、姿勢も悪くなってしまいます。
MBTではそれが現代人に多い腰痛や背部痛、関節痛の原因になっていると捉えています。
そこでこの問題を解決する為に従来の靴とは逆の発想で、わざと不安定な状態を作り出して自然の大地と同じ状況にし、
それによって今まで使われていなかった筋肉を使って正しい姿勢を維持することが出来るようにするのです。
実際に履いてみると、確かに土踏まずの所が一番盛り上がっていて、踵とつま先が上がっているので、グラグラと不安定になります。
歩く時も最初は少し歩きにくさを感じますが、しばらくすると慣れて来て、なんだか少し跳んでいるような不思議な感じになります。
最初何日かはふくらはぎやお尻など、背中側の筋肉が筋肉痛になったので、やはり今まであまり使っていなかった所が使われているんだなという実感がありました。
今ではMBTのおかげでかなり歩くのが楽しくなって来て、これまで移動は主に自転車を使っていたのが、ほぼ歩くのに変わりました。
歩いていると、今まで単に通り過ぎていた場所でお店があるのに気づいたり、普段と違うルートを通ってみたりと、結構楽しんでいます。
手持ちのMBTです。3足に増えました。最近はこれしか履いてません。
(ちなみに私は足が小さいので、全て女性用です。)
皆さんも良かったら是非一度試してみて下さい。
AMRITARA http://www.amritara.com/