Hi-Res
皆さん
こんにちは
商品開発担当のKです。
音楽が大好きで、音楽から離れられる日はありません。
おそらく、ビタミンM(Music)を摂取しているのです。
胆に沁みわたる重低音と、空間に澄みまわる高音、
そして引き締まった中音域の耳への心地よさを糧に、流れる時間を遊ぶ、、
リズムの躍動を受けた身体は呼応し、振動となった血はめぐる、、、
、、な~に言ってるんでしょうか。
自分でも恥ずかしくなりました。
ところで、最近音楽業界で目立ってきたHi Res(以下ハイレゾ)という規格をご存知でしょうか。
ハイレゾとは、High-Resolution Audioの略で、至極簡単に言うと音楽用CDのデータ量を超える音質データの総称です。(規格上、もっと細かい区分がありますが、、)
人間の聴き取れる周波数帯域(可聴帯域)については、個人差や年齢差はありますが、一般的に20kHzが上限といわれています。なのでCD規格ではこれ以上の周波数域をカットしてしまっているのですね。
一方で「人間は耳で聴き取れない高域についても何らかの方法で感じ取っていて、聴覚に影響を与える」と言われており、通常の知覚として聞き取れない周波数域が、実は音楽のもつ魅力を担うと考えられてもいます。
「聞こえないんだからインチキだ!」「音楽の楽しさは音質ではなく、気持ち。」って人もいます。
もちろん音楽の楽しみは楽曲ありきであって、感情で聞くというスタイルもありますし、イメージを膨らませて音像を脳内補完するという愉しみ方もあるのではないでしょうか。
でも続けます。
音楽以外でも、見た目上(?)聞き取れない音に関してこんなのがあります。
”ハイパーソニック・サウンド”
先ほどと同じような感じで説明しますと、
地球上には、たくさんの音が満ちあふれていて、人間の耳に聴こえる上限(1秒間あたり約2万回の空気振動(=20KHz)以上の高い振動数(周波数)の音は、存在していても、音として聴き取れないのですが、自然界においてそうした人間の耳には聴こえない高周波成分を豊かに含む音のことを「ハイパーソニック・サウンド」と呼んでいます。
耳では聴こえないものの、私たちはその音を皮膚や身体で感受しているというのです。そしてその周波数が脳にまでポジティブな影響を及ぼしているといいます。
この影響を「ハイパーソニック・エフェクト」と呼ぶのです。
ハイパーソニック・サウンドの宝庫は、ジャワ島やボルネオ島に代表される熱帯雨林といわれ、人間の可聴域をはるかに超えた100KHz以上の高周波音にあふれていいます。それらの「楽曲」は、ものすごい数の虫や鳥の声、そして木々や風のぶつかる音、音、音。
次の一文はこの大自然のオーケストラを端的に表しています。
「大地からは湧き出るように、そして樹上からはシャワーのように音は降り注ぎ、自然の輪の中で大合唱が生み出されている」
もともとアフリカの森林地帯で生まれた人類は、誕生からのほとんどを森の中で暮らしていたといわれます。こうした音で私たちの心身が癒されるのは、人類の起源と無縁ではないのでしょう。本来のリラックスは、私たちに刻まれた身体の記憶にあるのかもしれません。
実はハイパーソニック・サウンドは、多様な生物の残っている日本の森や林にも存在するといわれます。そして、単一の樹木を植林している人工林では、その恩恵にあずかりがたいとも、、、
都市部では、自然の高周波はほとんど発せられないと言われます。ビタミンM欠乏になってしまっているのではないでしょうか。(自分のようにハイレゾのRockを聴いたからといって解消されるとは到底思えませんが、、)
たしかに、コンクリートの壁で自然界の音を遮断した暮らしでは、音を”見る”ことはできない気がします。
たまには、大好きな音楽に耳を傾けるように自然界の音に注目してみるのもいいですね。
ちなみに、耳に良いといわれる栄養素はビタミンB群。B12なんかは欠かせません。海苔なんかB群が豊富な食べ物ですね。
K