読書で、心を深く豊かに。
みなさま、こんにちは。
ライターの池元です。
あけましておめでとうございます。
先日デザイナーの友人と、文化的教養がいかに大切か熱く話したのですが、
2019年は音楽や映画、読書にアートとわりとまんべんなくさまざまな作品に触れることができたと思っています。
(音楽だけでいうと、spotifyで今年は1010曲聴きました。気に入った曲ばかりリピートしてしまうんですよね…)
その中でも「読書」について、振り返ってみようと思います。
読書はハマるときはハマって毎日のように読みますが、気分が乗らないときは本を読む手がしばらく止まってしまいます。
そんな気分屋な私が一気読みした本をご紹介しますね。
1.「ききがたり ときをためる暮らし」
キッチンガーデンで果樹や野菜を丹精込めて育て、自給自足生活を行っている素敵なご夫婦のエッセイです。
庭いじりを楽しみ、毎日の食事を楽しみ、人生を楽しむお二人の姿に大きな影響を受けました。
日々を慈しむお二人の姿は、「人生フルーツ」というドキュメンタリー映画にもなっていて、そちらも素晴らしいです。
アムリターラで働き始めてから、わたしも自分の畑が欲しいな…と思っていたのですが、この本を読んでその思いが加速しました。
2.「82年生まれ、キム・ジヨン」
韓国で100万部を超えるベストセラーとなった小説の翻訳本です。
内容は、主人公キム・ジヨンが女性であるがゆえに経験してきた、さまざまな理不尽や不平等を描いたもの。
韓国では、フェミニズム文学がここまで話題になるんだ…と羨ましくもなった一冊です。
こちらも韓国で映画化されており、来年あたり日本でも上映されるのでは?と予想しています。
3.「砂の器」
現在産休中の中村さんにおすすめされて手に取ったのですが、上下巻でかなりのボリュームがあるにも拘わらず、
面白すぎて寝る間も惜しんで読み漁りました(仕事に支障が出ない程度に)。
松本清張は社会派サスペンス作家とも呼ばれていますが、骨太な構成と時代背景が巧みに合わさり、ただの推理小説にとどまっていないのがすごいです…圧巻…。
ほかにも松本清張の作品を読みましたが「砂の器」が群を抜いて面白いです。
4.「日常は行く」
札幌にある薬局「エッセンチア」の代表であり、薬剤師・調香師として化粧品製造も行う篠原康幸さんの著書。
植物や香りがもつエネルギーについて分かりやすく説明していて、植物好きは見過ごすことのできないとても興味深い一冊です。
あと、植物のお話を読んでいるはずなのに、だんだん人生論を読んでいるような感覚に導かれる不思議さもありました。
「日常は行く」というタイトルも最高ですよね。
以上、4冊をご紹介しました!
そして最後に…
手元に置いておきたい本以外は、こちらの「こどものみらい古本基金」に寄附しています。
古本を通して、貧困の状況にある子どもたちを支援できる素晴らしい取り組みだと思いますので、みなさまも読み終わった本があればぜひ寄附をお考えいただけるとうれしいです。
https://www.books-kodomonomirai.jp/
今年もすばらしい一年になりますように。
https://www.amritara.com/