2008年11月27日

rose&rose

みなさま、こんにちは。

大好評を頂いておりますトライアルセットが、在庫切れとなってしまいました。
まだ単品のトライアルは残っていますので、お試しサイズをご希望の方は、単品でご注文下さいますようお願いいたします。
単品のトライアルも残り少なくなっているものがございます。
次回トライアルセットを入荷出来るのは、少し先になってしまいます。
お待たせして申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

 

使用している原材料のご紹介5   ダマスクローズウォーター
 
さて、今日はアムリタウォーターに使用しているローズウォーターついて書きたいと思います。

 

このアムリタウォーターに使用しているローズ水は、モロッコで無農薬で育てられているダマスクローズからとれた蒸留水です。↓

 



場所はモロッコの南、マラケッシュからアトラス山脈を越えた「バラの谷」と呼ばれるVallée de Darès(ダレスの谷)のM’Gounというところで生産されています。
気候が大変乾燥していてバラが害虫や菌に蝕まれることがなく、農薬を使わなくてもすむのでオーガニックのバラが栽培出来るようです。

このローズ水は、今年の5月のバラの季節に蒸留されたもの。
フランスのオーガニック認証であるエコサートを取得している、防腐剤の含まれないフレッシュなローズ水です。
20年以上の経験をもつフランスのトゥールーズの精油のサプライヤーである、薬剤師ピエール・ランベール氏にお願いして、今回アムリターラのために空輸させて頂きました。
イモーテルの精油のご紹介のところで出てきた方です。

 このローズ水の大きな特徴は、その蒸留方法にあります。
通常の蒸留法は、釜に火を入れて蒸気を発生させ、原料の花や葉を蒸気の中にあてて、成分を気化させ、この水蒸気を冷却して、液体に変えるというのが一般的です。
この液体の中で精油は水より軽いので上に浮き、下は蒸留水となります。
こうして、精油は精油、蒸留水は蒸留水と分かれて販売されますが、通常はこの工程を何度も繰り返し、精油をかなり取ったあとの残りが蒸留水ということになるのです。

アムリタウォーターで採用しているローズ水は、普通のこういった蒸留法ではなく、「ハイドロディスティレーション」という蒸留方法で作られています。
これは、原料と同量の水を混ぜて沸騰させる方法です。
生のダマスクローズのバラの花びらと同量の水を混ぜてじっくりと沸騰させ、この水蒸気を冷却して液体化することで、バラの精油分を余すところなく含んだローズ水がとれるのです。

要するに、このローズウォーターは、精油をとったあとの残りではなく、
ローズウォーターを作るためだけに蒸留された贅沢なローズウォーターなのです。





 

この写真はディスティレーション(蒸留)のために、集まってきたダマスクローズのバラの花びらを袋から出して、空気を通しているところです。
このあとすぐ蒸留が始まります。

フローラルウォーターのためだけに蒸留しますので、精油分がすべてウォーターに溶け込んでおり、精油の副産物としてとれるウォーターより腐敗のリスクも少ないそうです。

とにかく、その香りのすばらしさには本当にうっとりします。

 

Amritara オフィシャルサイト
http://www.amritara.com

2008年11月20日

amritara OPENしました!

みなさま、こんにちは。
いよいよ本日、フィトエナジーオーガニックコスメ、アムリターラの販売サイトが正式OPENしました。

今日は、アムリターラのコスメに使われているシアバターについて書きたいと思います。

 

使用している原材料のご紹介4 フェアトレード原料 ガーナのシアバター 

シアバターは、アフリカのサバンナ地域で自生するシアの木の種子から採取される油脂で、昔から現地では紫外線予防や、保湿剤として重宝されていたものです。
赤道直下のガーナでは、産まれたばかりの赤ちゃんの全身に塗りこみ、乾燥と強い紫外線から肌を守っています。

アムリターラでも優れた保湿剤としてシアバターの採用を考えていましたが、現在シアバターが先進国のナチュラルコスメで大人気のため、ディーラーの言い値で安く買叩かれ、現地の生産者に公正な利益が行き渡っていないということを聞いて、なんとか生産者が公正に潤うような取引が出来ないものかと模索してきました。
そんな時出会ったのが、西アフリカのガーナの赤道近くシアベルトの村のジャメール・ヤコブさんグループが生産しているシアバターです。
ディーラーや仲介業者を通さず、このグループと直接フェアトレード(公正な取引)をしている会社が日本にあったことから、このシアバターに興味を持ちました。



一般的にシアバターは、不純物を除去するため、ヘキサンという石油系物質を使用しますが、そのヘキサンが微量に残ってしまう可能性があることが問題です。
また、精製されると貴重な微量成分まで取り除くことになってしまいますが、このシアバターは薬物を一切使用せず、時間と手間をかけ、全て手作業によるろ過を繰り返し、不純物を取り除いています。

一般的なシアバターに比べ貴重な微量成分が多く含まれているエクストラバージン ピュア シアバターなのです。

最近では植林されているシアの木も多いのですが、この会社はあくまでも自生にこだわり、木を切り倒すのではなく、落下したものを利用し、現地の方の分はきちんと残すという配慮もなされています。


こちらがシアの種です。↑
シアの種の殻を木槌で砕いて、中から脂肪中分を約50%も含む仁を取り出します。
その仁を風通しの良い所で乾燥させ、細かく粉砕します。
粉砕した仁はゆっくりとかき混ぜながら焙煎し、焙煎した仁を機械にかけてペースト状にします。まるでココアペーストのようにとろーりとした状態になります。

通常、シアバターを作る際には、雨水や貯水が使われますが、このシアバターはヘキサン精製しないため、不純物の混入防止や安全性を考慮し飲料用のミネラルウォーターを使っています。↓
この製造を始めた当初、ミネラルウォーターを使って作業するのが初めての村の人々は、少々戸惑ってらしたそうです。


 

ペーストにミネラルウォーターを加えながらしっかりと掻き混ぜていきます。↓
この作業も根気のいる仕事ですが、明るく朗らかな女性達は歌を歌いながら楽しく作業を進めています。
作業を続けていくとだんだんシアバターが乳化し、ホイップクリームのように浮んできます。


 

ホイップクリーム状になったものを今度は煮詰め、殻などの不純物は鍋の底に沈み、軽い油分だけが上に浮いていきます。↓
上層部に浮いた油を別のお鍋にすくい取って更に煮詰めて、完全に水分を飛ばして冷やして固めます。


 

エクストラバージンピュアシアバターは皮脂にも含まれるオレイン酸とステアリン酸が主成分。
その他リノール酸、パルミチン酸、アラキジン酸、また天然のビタミンD、Eを多く含んでいます。
これらの天然の美容成分は皮膚を柔らかくしたり、皮膚を保護する作用があります。


 

フェアトレードとは、貧困のない公正な社会をつくるための、発展途上国の人々との互いの敬意に基づいた貿易のパートナーシップです。寄付ではなく、自分が気に入ったものを買うだけで、それが途上国の人々への支援になることが魅力です。
アムリターラではシアバターの他、クリームに使われているアルガンオイルにもフェアトレードのものを採用していますが、今後も、途上国からの輸入原料に関しては、こういう原料を増やしていきたいと考えています。

さて、いよいよサイトが正式OPENしました。
オーガニックの植物の持つフィトエナジーが、みなさまのお肌を輝かせることを願っております。

本日OPEN!Amritara オフィシャルサイト
http://www.amritara.com



————————————————————————————-

OPEN記念セレクションのご案内

みなさま、こんにちは。
いよいよ本日、フィトエナジーオーガニックコスメ「amritara」のサイトが正式OPENいたします。

ブランドオープン記念として、お得なOPEN記念セレクションをご用意させて頂いております。

●化粧水レフィルパックと専用ボトルのセット
●化粧水とクレンジングのセット
●全商品6つのセット(マリンコラーゲンパウダー15g付き)

2008年12月26日までの期間限定、あと数量も限定のため、なくなり次第終了とさせて頂きますことをご了承下さいませ。

その他、6商品すべてのトライアルサイズをセットにしたお試しセットもご用意しております。

アムリターラでは一つ一つのコスメを手作業で大切に作っています。
そして新鮮なコスメをお届けしたいので、大量生産をしていません。
そのため購入ボタンを押した時「在庫切れ」となっている商品に関しては、入荷までしばらくお待たせしてしまう場合があることを、なにとぞご了承下さいますようお願い申し上げます。

本日中にはサイトを正式OPENさせていただく予定です。
よろしくお願いいたします。




Amritara オフィシャルサイト
http://www.amritara.com
(↑正式OPENは本日中を予定しております。)

2008年11月19日

使用している原材料のご紹介3 不滅の花 イモーテル

みなさま、こんにちは。
今日は美容オイルカプセルの「ビューティエイジトリートメントオイル」に使われている精油のひとつである、ヘリクリスムアングスチホリウム(イモーテル)についてご紹介したいと思います。
ヘリクリスムはキク科の草木で、地中海地方が原産。
イタリア、フランス、スペイン、ユーゴスラビアなどで栽培されています。


 

アムリターラで使用しているのは、最も高品質と言われるフランスのコルシカ島に咲き誇る野生のヘリクリスムの精油で、フランスのオーガニック認証である、エコサート認証を取得しています。
コルシカ島は地中海西部にあるフランス領の島です。フランス領ですがどちらかというとイタリア半島に近い場所にあります。



日本の広島県と同じくらいの広さの島で、ナポレオンの生まれた島として有名ですが、一度訪れたら誰もがとりこになり、もう一度行きたくなる島で、イル・ド・ボーテ(美の島)という別名もあるそうです。

コルシカ島に咲き誇るヘリクリスムは摘んで置いていても、その美しい黄色い花は、いつまでもその黄色い色が褪せないことからイモーテル(不死)、エバーラスティング(永遠に続く、不滅の花)と呼ばれ、永遠の若さを象徴する花です。




 

昔からヨーロッパでは、いろいろな場面で使われてきたハーブですが、近年お肌に対する優れた効果も注目されています。


 

「ビューティーエイジトリートメントオイル」で使用しているイモーテルの精油は、20年以上の経験をもつフランスのトゥールーズの精油のサプライヤーである薬剤師ピエール・ランベール氏が、今年の6月にコルシカ島に行って、蒸留に立ち会って直接買い付けてきて下さったものです。
採取された野生のイモーテルの花を24時間寝かせたあと、すぐに水蒸気蒸留法で作られた新鮮な精油です。
ピエール・ランベール氏のポリシーはフランスで手に入る精油はなるべくフランスのものを、その他の国の精油はその国に精通した業者からそれぞれ仕入れるということで、自分で生産者をまわって蒸留に立ち会うことも多い方です。
ランベール氏は、効能も大切ですが、香りの質も重視して精油を選んでいるそうで、コルシカ島の美しさに魅せられて島に通うこと10年以上。夏のバカンス前6月のイモーテル収穫時期には、必ずコルシカ島にいるそうです。
今回、アムリターラの化粧水に使うローズウォーターもランベール氏のセレクションのものを採用させて頂きましたが、これはそのローズウォーターを、自らフランスの空港に運んで下さった時のランベール氏の写真です。(左側)
まさかランベール氏自らが運んで下さるなんて思わなかったので、これを知った時は本当に感激しました。


 

「ビューティエイジトリートメントオイル」にはこのイモーテルの他に、先日ご紹介したイランのローズ精油、そしてざくろ種子オイルやローズヒップオイルなども配合。
こんなにかわいい白いハート型のゼラチンカプセルに入っていますので、酸化を気にせず、使いたい時にスペシャルトリートメントして頂けます。

余談ですが、このカプセルの白い色も合成着色料ではありません。
二酸化チタンと二酸化雲母という天然鉱石由来のもので色づけしました。
この色はチタンと雲母で乱反射させて、紫外線からオイルを守るためでもあります。


 

Amritara オフィシャルサイト
http://www.amritara.com
(↑正式OPENは明日(11月20日木曜日)を予定しております。)

2008年11月18日

使用している原材料のご紹介2 アロエベラ 月桃

みなさま、こんにちは。
今日は夜用の保湿ジェルである、「ダマスクローズモイスチャージェル」に配合している、アロエベラと月桃についてご紹介したいと思います。
このアロエベラは、沖縄の屋我地島の、有機JAS認定のアロエ畑で栽培されています。
屋我地島は名護市の上のほうにある島です。
那覇から車で2時間くらいかかります。



とても海のきれいなところで、白い砂浜も美しいです。↓


 


↑この畑の特徴は、一目見てすぐ分かるのですが、アロエの根元を黒いビニールで覆ってあること。
これはアロエベラに含まれるうるおい成分ムコ多糖類が、いっそう濃くなるように、出来るだけ余分な水分を与えないようにしているのです。
だから、こちらのアロエベラは普通のアロエベラと比べてとても濃厚です。


↑そして、畑を見ていてもう一つ特徴的なのが、間に敷き詰められているじゅうたん。
除草剤をいっさい使わないため、草取りがかなり大変なんだそうですが、じゅうたんをひくことで草が生えないようにするためだそうです。じゅうたんなら水は通すので、最適なのだとか。

出来上がったアロエベラは化学溶剤や防腐剤をいっさい使わず、
アムリターラに届けられます。

いつも新鮮なものを届けたいとのことで、大量生産はせず今回もアムリターラのためだけに、
とれたてのアロエベラを低温で粉末化してすぐに送って下さいました。

このアロエベラを作っている長山社長です。↓


アロエに惚れ込みアロエ一筋で自らも畑に入り、将来的にはこの屋我地島全部をオーガニック島にしたいという夢を抱いて、議員さんとしても活動されています。
この会社は20年前から沖縄で無農薬でアロエを栽培し始め、アロエベラの加工品を作った日本で初めての会社です。
この会社では土地を浄化して、土を作るために農地を買ったら、まず5年も寝かせるそうです。
草を生やしたり、にわとりを歩かせたりして、少しずつ本来の自然な土に戻してから、やっと栽培を始めるのだそうです。

この方は長山社長と共にアロエを栽培されている大兼久(おおがねく)ゆうきさん。↓


何度聞いてもオーガニックさんとしか聞こえないため、みんなから「オーガニックさん」と呼ばれている方です。
私達もオーガニックさんとずっとお呼びしていましたが、オーガニック有機さん、、、、
まるでこのお仕事をすることが、運命のようなお名前で、スタッフ一同感無量でした。

もう一つご紹介するのは月桃(ゲットウ)です。
沖縄県に自生するショウガ科の植物で、初夏に白い花が咲き、秋になると赤い実をつけます。
葉にはポリフェノールが多いのが特徴です。
この葉で餅を包んだものはムーチーと呼ばれ、旧暦の12月8日に作って、お仏壇にお供えしたり、軒下につるいしたりして厄除けとされています。初めての赤ちゃんが生まれた家庭では「初ムーチー」と言って親戚やご近所に配るそうです。
近年ではお肌にハリを与え、肌荒れを防ぐ作用が注目されています。
沖縄では本当にあちらこちらに、野生で生えています。
これは神の島と呼ばれる久高島に自生する月桃です。↓


 

アムリターラで使用しているのは、この久高島を遥拝出来る斎場御嶽(せいふぁーうたき)という沖縄最高の霊場近くの知念村に自生する月桃葉。


 

ハーバリストが採取して、植物発酵エタノールで約3ヶ月かけてエキスを抽出しています。
出来上がったジェルは合成ポリマーを使わず、天然セラミドの多い群馬県のこんにゃく芋からとれる天然ジェルで乳化されています。
昨日ご紹介したイランのダマスクローズの香りに包まれる、ほんとにプルプルのしっとりジェルです。

 

Amritara オフィシャルサイト
http://www.amritara.com
(↑正式OPENは11月20日木曜日を予定しております。)

« 前ページへ次ページへ »

Copyright (c) Phytoenergy Cosme Blog All rights reserved. Phytoenergy Cosme Blog is powered by WordPress.