こんにちは。はじめまして。
工房勤務の笹尾(♀)です。
普段のお仕事は、「ショコラ ドゥ ノワール」などのロー・チョコレート作りです。
繊細な素材の声に耳を澄ましながら、ひとつずつ、心をこめて手作りしています。
ぜひ一度、お試しいただけるとうれしいです。
チョコレート作りのお話は、また改めてさせていただくとして、、、
今、私の中で一番熱い話題は、大分県日田市の中津江村に伺って、アムリターラの田んぼで田植えをする機会をいただいたこと!
いやー、ほんとうに素敵な2日間でした。
自然の美しさにも、お米作りに携わってくださる農家さんの暖かさ、現地スタッフや手伝ってくださった方々の優しさ、近隣に移住した志高き若人の力強さ、なにもかにも感動しまくり。
正直、東京へ帰ってきた今も、ちょっと夢心地です。
アムリターラの田んぼは、中津江村のなかでも標高約600mの山間にある中川内という集落にあります。
中川内は、大分県でも最過疎地域の1つといわれているそうです。
確かに、ぐるぐるの山道に1時間ほど揺られて、ようやく到着するような、とても山深い里にある小さな集落ですが、その分、雄大な自然の美しさったら、もう最高でした。
なかでも、筑後川の源流でもある、豊富に湧き出ている水がすばらしかった。
農家さんのお宅には、この源流の水が直接引かれていて、庭の水道だろうと、池の水だろうと、流しに出しっぱなしの水だろうと、すべて飲めますし、そのおいしいこと!
農家さんのお話では、源流のお水は10日くらい汲み置きしても、悪くなることなんてまったくないそうです。すごい。
その湧水をたたえた棚田の2枚が、今回、田植えをするアムリターラの田んぼです。
田植えの前に、集落の入り口にある観音様と、上から集落を見下ろす山神様にお参りをします。
観音様にお供えしたお酒を田んぼに流し入れて、いざ田植えの始まりです。
今年は、2度の根切りという手間をかけて、高地に適した強い苗が育つ方法で、「ササニシキ」の苗をたててくださいました。
東京のスタッフには、田植え初心者も経験者も、自分で米作りをしている人もいますが、誰もが、こんなに美しい棚田での田植えは初めてだったんじゃないでしょうか。
ただ、作業の間は美しい風景に目をとめる余裕もなく、腰をかがめて、まだ小さい苗をひたすら田んぼに植えていきます。
中津江村の皆さんも手伝ってくださって、田植えは無事終了!
現地スタッフのだいすけさんが、田植えの終わった稲たちに、素敵な歌を聞かせてくれました。
音楽を聴きながら育った稲は、おいしいお米を実らせるんですって。
野良仕事が終わった後は、農家さんのご自宅に泊めていただきました。
農家さんの手ずから薪を燃してくださったお風呂をいただいて、心地よい汗と疲労感を流し、、、、
みんなのおまちかね、「乾杯!」のおいしかったこと!
ふだんは呑めない私も、同僚のビールを一口いただきました。ふぅ!!!極楽!
特選素材のBBQと山の幸・川の幸をふんだんに使ったお料理、とれたてのえんどう豆と農家さんのお米を使った絶品の豆ご飯などなど。
現地の方々の心づくしに舌鼓をうちながら、地元の方々に東京のスタッフ、大人も子供も入り乱れ、時間がたつのも忘れて宴に興じました。
あっという間に夜更け、、、、いや夜明けまで、大いに食べ、大いに飲み、みんなが家族のような親しみを感じながら、語り明かしました。
個人的なことを言えば、ものすごく人見知りで、初対面の方々とうちとけるには時間がかかる私なのですが、そんなことも忘れていられたほど、中津江村の皆さんの暖かさが、素敵なひとときを作ってくれたのだと思います。
まだまだ、書き足りないことは山ほどあるのですが、、、、(笑)
東京のスタッフも手植えした今年の「ササニシキ」。
美しい自然と豊かな湧水、何より中津江村の皆さんの愛情に育まれて、秋には、おいしいお米をたくさん実らせてくれることと思います!
私も、とっても楽しみです!
http://www.amritara.com/